畳屋というのは、昔の新聞を目にする機会がよくあります。
お客様のおうちで、畳をひっぺがすと、座板の上に古い新聞が敷かれて
いることもよくありますし、
表替え等で畳をほどくと、中から古い新聞が出てきたりします。
本日、表替え作業をしておりますと、結構古いものが出てきました。
少し分かりずらいですが、日付は、「昭和十五年十二月十四日」とあります。 昭和15年12月14日・・・約72年ほど前です。戦前です。 記事は、何となくわかりますが、それにしても、活字の小さいこと。 今の新聞と比べてみました。
4倍ぐらい違いますか。昔の人はすごいですね。 今取りかかっているこの畳、表替えをし、また納めさせていただきます。 次に、この新聞を目にするのは、いつになるか分かりませんが、誰かが また、これを見て、その時代を思い浮かべるのだろうと思うと、ちょっと わくわくしたりします。 以前にも書きましたが、畳は腐ってなければ、こうして、いつまでも使えます。 そういう意味でも、今のエコの時代に合っていると思いますし、皆様にも もっともっと、畳の良さ・効能というものを、ご理解いただけるよう、がんばって いきたいものです。