最近、非常に流行っている縁なし畳。
半畳サイズの畳を、タテ・ヨコ交互に敷いていき、市松模様に見えて、
洋風でおしゃれということで、大変人気です。
琉球畳とも言われますが、厳密に言うと、琉球畳とは、昔、沖縄(琉球)地方で
とれた七島(しちとう)イ草(・・・非常にゴツゴツしていて丈夫)なるものを使用
しているものが本当の琉球畳です。非常に高価です。
今では、普通のイ草を使ったり、工業表(紙やプラスチックでできた表)を使用
するのが一般的です。工業表の方が、非常に丈夫なため、縁なしの部分を折り
曲げたときに、切れない、あるいは、ずっと使用していても色が変色しないなどの
利点があります。
ということで、現在製作中の縁なし畳。
使用する表は、トップメーカーのダイケン製、商品名「綾波(黄金色)」
写真ではこんな感じです。
ちょっとぼけてしまいました。スミマセン。
特徴は、普通の平織りと違って、綾織りという織り方で織っていますので
斜めに見える。ちょっとおしゃれという感じです。
色は、最近は最初から黄色っぽい、ベージュっぽいのが流行りです。
ちょっと前は、青畳ということで、青(緑)系が多かったですが、今は
ハウスメーカーの展示場などに行っても、こんな色が多いようです。
縁なし畳は、普通の畳に比べて、縁なしの部分を折り曲げたりする作業が
発生するため、時間が若干かかります。
が、中村畳工業には2年ほど前に導入した、最新の「縁なし畳製作マシーン」
があります。縁なしの部分をきれいに折り曲げてくれます。
続きは、また明日、ご紹介させていただきますね。